最終更新日:2007年07月04日:記事をちょっとだけ追加。
属名:ミクロゲオファーガス・アルティスピノーサ
(Microgeophagus Altispinosa)
パピリオクロミス・アルティスピノーサとして以前から知られていたが、
現在は、ミクロゲオファーガスが正しいとされている。
(情報によっては、まだ論議中と書かれているものの、
ミクロゲオファーガスという属名の方が気に入られている様子)
通常使われている名前:ボリビアン・ラム 他にもレッド、ラムとも呼ばれている
日本では:アルティスピノーサと呼ばれている。
部類:南米アメリカン・シクリッド
ニュー・ワールド・シクリッド
生息地:南米、ボリベア、ブラジル、その他、南米の川
全長:約7.5cm〜10cm。 雌は、一回り小さ目。
(ヨーロッパに住むアルティスピノーサの達人の話では、
ヨーロッパも日本と同じように東南アジアブリードが多く、
東南アジアブリード(シンガーポール・ブリード)は、
他のところのアルティスピノーサより小型だということだった。
この小型である理由は、店頭に並んだ際に、アルティスピノーサを
より良く見せるために使用されているホルモン剤が理由だと言う。
また、やはり奇形が入ってくる率も日本と同じくらい多いとのこと。
購入の際には、ちゃんとチェックをする必要あがる。)
適性水温:24度〜28度
水質:PH6.8〜7が良いとされてるが、7.8くらいでも大丈夫だったりする。
産卵を考えているのなら、PH7.6以下の軟水の方が卵が受精し、孵化する。
水流:穏やかな水流を好むと言われている。
照明:暗目。暗い方が魚の発色もよければ、容易に産卵もする。
明るい光に特に弱いのではないかと言われている。
水槽の照明をスポットに代えてしまうという手もあれば、
全体的に暗くしておくこともできるが、
水草&流木を多めに入れることによって、影を作ってあげることもできる。
寿命:5年以上
(・・・が、アルティスピノーサの達人宅には、
7歳の東南アジア・ブリードのアルティスピノーサもいたりする)
水泳域:中層〜下
繁殖:繁殖は容易とされているが、育てあげるのが、難しいと言われている。
まず、繁殖するにあたっては、ペアが必要なわけだが、ペアは、幼魚を6匹くらい購入し、その中から、ペアが出現するのを待つこともできれば、雄1匹、雌1匹を購入し、ダメだったら、雌を追加で購入して行き、ペア出現を待つこともできる。 また、雄雌がペアになるまでの期間だが、雄1匹、雌1匹を同じ水槽に入れるだけで、すぐペアとなってしまうこともあれば、ペアになるまでに半年くらい時間が掛かってしまったりすることもあるらしい。
ペアが出現すれば、繁殖は容易である。
まず、アルティスピノーサの場合、平たい石等の上に卵を産み付けるため、水槽内の何箇所かに、平たい石を用意しておく必要がある。・・・が、たまに葉っぱに卵を産みつけたり、水槽のガラスに産み付けたりする子達もいる。また、産卵後、親固体が卵&稚魚を守ながらり、子育てをするにあたって、砂利に穴を掘り、そこに卵や、まだ泳げない稚魚を隠しておいたりする為、水槽内にアルティスピノーサが掘りやすい小粒の砂利(アルティスピノーサが口に入れて、砂利を掘ることのできるサイズがベスト)/砂を深めに入れておくことも必要である。
受精卵は、オレンジ〜茶色。無精卵は、白。白い無精卵は、そのままにしておくとカビて、腐ってしまう訳だが、一度カビてしまうと、隣同士にならんでいる受精卵にまでカビが移ってしまう可能性がある為、親固体が無精卵を見つけては、食べることによって処理する。この時の飼い主の注意点は、これを食卵を勘違いしないようにする点。卵は、産卵直後は、オレンジ〜茶色だが、時間が経つにつれ、無精卵は、白くなり、カビてくる。
産卵後は、親固体がずっと卵を見張り続け (両親が一緒に見張ることもあれば、交互に見張ることもある)、 水温によって期間が多少は異なってはくるものの、3日くらいで孵化する。孵化したての稚魚は、泳げない為、親固体は掘った穴などに稚魚を集め、守り続ける。また、稚魚は、ヨークサックをつけて生まれてくるため、最初の何日間かは、エサを与える必要はない。孵化後、3日〜5日ほどすると、稚魚も泳げるようになる為、その頃にあわせて、孵化させたブラインシュリンプや日動アルテミア、稚魚用エサやパウダー状に磨り潰した固形エサなどを与えると良い。 (孵化させたブラインシュリンプの方が動きがあり、食いつきが良い為、最初だけは、ブラインを孵化させた方が生存率が高いと言われている)
稚魚は、まだ、泳げなくても3〜4日目から、エサを食べたりもするが、親固体が自分の口に入れたエサなどを砕き、口や鰓から粉と化したエサを出すことによって稚魚にエサを与えることもあるので、まだ泳げない間は、稚魚にエサを与える必要はないと言われている。・・・が、心配なのであれば、親固体の与えている餌にプラスして、孵化させたブラインなどを与えると良い。親魚ばかりがブラインを食べてしまったとしても、産卵後、子育てに追われている親魚達にとってもブラインは良い栄養素となる。
孵化後、3日〜5日くらいすると、稚魚は泳ぎ始める訳だが、この時期が一番、他の魚に狙われやすいので、親固体は、あちらこちらへと泳いでいく稚魚を口でくわえては、一箇所に集めようとする。・・・が、、これは、親固体にとっても大変な作業なので、必要に応じて飼い主が、稚魚を産卵ケースや親水槽から抜いた水で作った育児水槽やプラケースなどに隔離することもできる。
孵化後、10日くらいすると、親固体もが稚魚を食べ初めてしまったりすることがある為、この時期に稚魚を隔離することも可能。
(稚魚が親水槽にいる間は、水槽の照明を暗目にでも24時間つけておくと、稚魚が食べられてしまう可能性が低くなると言われてる。また、稚魚を育児水槽に移した後は、照明を親水槽より更に暗くしておいた方が良いとも言われている。)
(
※:基本的にこう言われている為、こう書いたのだが、うちのアルティスピノーサは、2ペアとも、弱った子や奇形の子を除き、照明を毎晩いつも通り消しても稚魚を食べないので、これには、個体差があると考えた方が良さそうだ)
殆どの場合、ショップで手に入れることのできるアルティスピノーサは、何十年にも亘って繁殖(人工孵化)され続けている固体な為、ワイルド種に比べると、子育てが下手である。
親固体が一番多く犯してしまうミスは、食卵&稚魚食い。
ブリーダーの中には、産卵後、卵を水槽から取り出し、人工孵化させる人達もいれば、親固体に子育てを覚えさせる為、最初の数回は、失敗を覚悟に孵化後10日間くらいまで、子育てを親に任せる人達もいる。
アルティスピノーサは、一度、ペアが繁殖し始めると、だいたい2週間〜1月に1回は、産卵すると言われている。
タンクメイト:とっても穏やかな性質をもった魚なので、タンクメイトも同じように穏やかな魚を選ぶと良い。グッピー、ディスカス、テトラ、クラウンローチなどが良いのではないかと言われている。
ただ、アルティスピノーサは、ケンカをしても、「ただの見せかけのケンカ」と言われてしまうくらい相手に傷を負わせることのない、穏やかなシクリッドではあるが、縄張り意識だけは強く、特に産卵前後は、他の魚を縄張りに近づかせないため、それだけは、頭に入れておく必要がある。
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(まだまだ製作中)
その後、海外のアルティスピノーサの達人から頂いた情報をもとに記事を書こうと思っていたのだが(いまだに書こうと思っている)、色々な事情で書くのが遅れている為、とりあえず、簡単にだけど、雄雌の見分け方というのだけ、作ってみた。
まずは、雄。
最終的判断は、生殖器で行うしかないのだけど、
それ以外に鰭などでも基本的な雄雌の判断をすることはできる。
ただ、雄と同じような鰭を持っている雌もいるため、
これは完全な判断基準とは言えない。
生殖器は、尾びれ側に向かって寝ていることが多く、寝ていない時も尾びれ側に傾いている。
また、雌の生殖器(産卵管)に比べ、細く、先が尖りぎみである。
生殖器(産卵管)は、雄の生殖器より太く、より下を向いている。
あとの矢印は、鰭のチェック・ポイントを指している。
背鰭: 前から3本目、4本目のところが飛び出している (他より長い)。
また、後ろの部分がとがって、その部分が長くなる固体もいる。
腹鰭: 腹鰭が雌より長い。(うちの子は、まだ成長中・・・)
尾鰭: 上と下の先っぽがとがり、伸びる。
また、雄の生殖器が、「たまに寝ていない時」は、こんな感じである。
そして、雌。
この女の子は、現在チビ混泳水槽で暮らしているのだけど、水草がボウボウしている割には、明るすぎるのにプラスして、砂が白い為、色がかなり薄くなってしまっている。
でも、普通、雌のアルティスピノーサは、雄と同じくらい発色が良かったりする。
最終的判断は、生殖器で行うしかないのだけど、
それ以外に鰭などでも基本的な雄雌の判断をすることはできる。
ただ、雄と同じような鰭を持っている雌もいるため、
これは完全な判断基準とは言えない。
生殖器(産卵管)に関しては、ある程度、成長した時点で産卵管が横から見えるようになる。
これは、出たり入ったりするのではなく、出たままである。
あとの矢印は、鰭のチェック・ポイントを指している。
背鰭: 前から3本目、4本目のところが飛び出ていない。
(この子の場合、ちょこっとだけど、男の子っぽく長くなっている・・・^^;・・・)
腹鰭: 雄の腹鰭ほど長くない。
尾鰭: 上と下の先っぽがとがったり、伸びたりしていない。
・・・が、背鰭に関しては、このような角度で、写真を撮ってみたところ、
前の方の3本目、4本目のところが、完全に飛び出ているかのように写ってしまった。
うちの子のが、雌にしてはちょっと長めだとうことも関係していそうだけど、
角度によっては、このように見えることもあると思った方がよさそうだ。
また、判断するのに頭の形というのもあるのだけど、うちの今いる女の子は、
頭の形がちょっとおかしいので、それは、また今度、次の女の子をゲットした後、写真をアップしようと思っている。
また、判断をする時には、真横から見て行うのが、一番間違えがなく、一番わかりやすいと言われている。
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関連記事:
●「
旧 ラミレジィ、アルティスピノーサ水槽」
●「
Aqua Rhythm」: 「
ラミレジィ+アルティスピノーサ(水槽5本+α)」
(アルティスピノーサの産卵前の準備のビデオ、産卵中のビデオ、
そして、産卵後の卵守り、孵化後の稚魚守り/子育てのビデオあり)